おじさんの日常

大人の乳歯③【インプラントを入れる歯医者さんを探す~後編~】

【前回までのあらすじ】

40年近く大事にしてきた乳歯がいよいよ抜けそうになったため、インプラントを入れることを決意。

家から近く口コミが良くてHPにてインプラントを押しているという3つの条件に当てはまる歯医者さんを探し、見積もりをもらうことに。

しかし、1か所目の歯医者さんにて、予想以上にお金がかかることを知りしょんぼり。はたして無事にインプラントは入れられるのか?

という誰の得にもならない話です。

続きの前に余談なんですけど、とにかく明るい安村さんも乳歯が残ってるみたいですね。アメトークで話してました。

インプラントも入れたみたいですけど、まだ数本乳歯が残っているみたいです。かなり強い乳歯なんでしょう。

前回の記事でも書きましたが、やっぱり歯がきれいになった芸人さんって売れ始めますね。安村さんも海外でも日本でも大活躍ですしね。

ご自身も食レポの時などに口元が映ることにコンプレックスを持っていたようなので、きれいになってよかったですね。

それでは前回の続きです。

2か所目に向かった先は、いつもお世話になっているかかりつけの歯医者さんです。

こちらの歯医者さんは、インプラントに関する口コミがなく、HPにてインプラントを推しているわけでもないので、ただ単に私がお世話になっているということと、家から近いという理由だけで選びました。

いつもお世話になっているなら、最初からここにすればいいじゃん!と言われればその通りなんですけど、1つ気になることがありまして。

実は、HPに静脈麻酔について書いてないんですよね。

前回の記事に書いたのですが、手術を受けるなら寝てるうちに終わらせてほしいんですよ。(怖いから)なので、静脈麻酔をしてくれることが必須条件なんです。

でも、インプラントの手術って必ずしも静脈麻酔でやるわけではなく、局部麻酔で行うことも多いんですって。

いろいろな歯医者さんのHPを見たのですが、ほとんどが静脈麻酔について書かれていました。

でも、ここは書いてない。てことはやってくれないのでは?

これはもう実際に確認するしかないので見積もりと一緒に聞いてみることにしました。

今回も事前に予約を取っておきました。いつも治療をお願いしている院長先生にインプラントの相談をしたいということを伝えて。

実は以前、乳歯の治療を院長先生お願いしたことがあるんです。先生曰く、使える歯は無理に削ったり抜いたりしたくないということで、その時は簡単な治療だけで終了しました。

しかし、今回はいよいよ乳歯が抜けそうなことを話し、インプラントを検討していることを伝えました。

で、気になっていた静脈麻酔について伺うと、

院長先生
院長先生

うちはやってないのよ。手術中に何かあったら危ないからねぇ。

やっぱりやっていませんでした。

手術中に万が一喉の奥に何かを落としてしまった際に、静脈麻酔だとほぼ寝てしまうため反応ができず危険ということでした。

そうなると選択肢からは消えるなぁ。やっぱり局部麻酔じゃ怖いしなぁ。

念のため見積もりも伺ってみると、

院長先生
院長先生

3本でだいたい120万円くらいかな?

えっ?そんなに安いの?いや、安くはないけど。

私

他の歯医者さんでは2本で160万円って言われましたよ?

院長先生
院長先生

被せる歯の種類でも変わるからね。

まあ、私はインプラントやってないから専門医の先生に聞いてみて!

いや、やってないんかーい!

だったら電話で予約したときに言ってくれーい!

しかたないので、今回は受付にて予約を取り直して、インプラントについては専門医の先生に詳しく伺うことにしました。

本来なら静脈麻酔をやっていないので候補から外すはずなのですが、やはり金額が希望通りであったため、もう一度伺うことにしました。

もしかしたら局部麻酔でもいいかもと思わせてくれるのではないかという淡い期待を抱いて。

実はこの日、もう1か所予約をしていたので急いで向かいます。

人生初、歯医者のハシゴです。

3か所目となるこちらは、1か所目同様に家から近く、口コミも良く、検索すると一番上に出てくるような評判の良い歯医者さんです。

初回なので、問診票を記入し待合室で待っていると、まずはレントゲンを撮るということで奥へと案内されました。

これまでに伺った歯医者さんでもレントゲンは撮ってきましたが、ここはすごく撮る。枚数を。いろんな角度から。20分くらいかけて。

こんなに必要なのか?と思うくらい撮りましたが、まあ、素人の私にはわからないことなので、こんなこともあるのだろうと、言われるがまま従うことにしました。

そして、レントゲンを撮り終わると、先生との問診が始まりました。

レントゲンの結果を聞きながら説明を受けるのですが、

あぁ、

この先生、

めっちゃ苦手かも。

というのも、ずっと1人でしゃべってる。私が話す隙を一切与えずに。

そして、質問もしてこない。

こうしてほしいとか、こういう不安があるとか、伝えたいのに。

あっ、武勇伝始まった。

ここまでの功績とか話始めた。

まあ、安心して手術を受けてもらうために、いかに優秀であるかを伝えることはありがたいことではあるが、すでに苦手と感じてしまっている私には一切入ってこない。

ようやく少し間が空いたので、私からここまでに2か所の歯医者さんで見積もりを取ったことを伝えました。

すると今度は、その歯医者さんを批判する話が始まりました。

「あそこの歯医者さんはまだ若いから経験値がねぇ」とか、

「悪い口コミは消したりしてるみたいだよぉ?」とか。

この先生は、毎度この感じなのか?

かれこれ30分くらいほぼ一方的に話をされ続けました。

きっと腕は良いのでしょうが、このあと何か月もここに通うのはきっと私には無理だなと感じ、とりあえず、見積もりだけ出してもらうように伝えました。

すると、今回は出せないと。

・・・なぜ?

ざっくりでも大丈夫なのでだいたいどのくらいかかるかだけでも教えていただけないかと伝えましたが、次回もう一度来てもらわないと出せないと。

・・・

はい、もう大丈夫です。帰ります。きっとこちらで手術を受けることはないのでもういいです。

久しぶりにこんなに相性が合わない人に会ったなぁと思いながらお会計を待っていると、名前が呼ばれたため受付に向かいます。

受付
受付

9,500円になります。

もちろん聞き返しましたよ。しかし、2度目も間違いなく、

受付
受付

9,500円になります。

レントゲンか?あの謎に撮りまくったレントゲンがそんなに高いのか?

だとしても高すぎないか?見積もりもらいに来ただけなのに1万円近くもっていかれるのかい?その見積もりさえもらえていないのにかい?

いやぁ、いい勉強になりましたね。このような歯医者さんを見抜くためにも事前に1回は伺ってみることは大切だなと思いました。

なんだかどっと疲れました。3か所も回ったのになにも進まなかった。

ちゃんと自分が納得した内容で手術が受けられるのかがとても不安になってきました。

そして後日、専門医の先生と話をするために2か所目に伺った歯医者さんへ再訪しました。

1回目の訪問時に院長先生から静脈麻酔ができないことを伺っていたので、あまり期待することなく先生との話に臨みました。

まずはいつも通りレントゲンを撮り、その後は写真を見ながら問診です。やはり金額が気になったのですぐに確認すると、

先生
先生

まあ、だいたい130万円くらいですかねぇ。

1か所、骨が足りないのでそこの手術も含めてこのくらいですね。

私

被せる歯って何になるんですか?

先生
先生

ジルコニアですよ。

強度で選ぶならゴールドですけど、見える位置だからねぇ。

3本ともジルコニアがいいでしょうね!

やはり金額は希望通りでした。被せる歯もジルコニア(いいやつ)であれば何も問題ありません。

しかし、静脈麻酔ではやってくれないんです。もう院長先生からはっきり言われているんです。

一応、ほんとに一応、無理は承知で確認だけはしてみました。

私

やっぱり静脈麻酔はやってないんですよね?

すると先生、

先生
先生

全然やってますよ!

ん???

私

院長先生は危険な場合があるからやってないとおっしゃってたんですけど。。。

先生
先生

いや、希望されればやりますよ!

まあ、やるのは私じゃなくて麻酔の先生を呼ぶので追加でお金はかかってしまうんですけどね。5万円くらい。

うそだろ。。。

やったーー!まさかの大逆転が待っていました!

もう、ほとんどあきらめていたので本当にうれしかったです!

麻酔を打ってくれるってだけでこんなに喜ぶ人もいないと思いますが、私にはとても重要なことです!

それに先生、5万くらい出しますよ!寝ている間にすべてを終わらせてくれるならそのくらい安いもんですって。

しかし、なんで院長先生はやらないって言ってたんだ?院長先生がやらないって言ってたのにやっても大丈夫なのか?

謎は残ったままでしたが、専門医の先生がやってくれるというならそんなことはもうどうでもいいです。

ようやく私の希望がすべてそろった歯医者さんが見つかったため、いよいよインプラントの手術が始まります。

その話はまた次回。

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